大関陥落の豪栄道、13日目以降も出場 境川親方「途中で逃げるわけにはいかない」

 「大相撲初場所・13日目」(24日、両国国技館)

 12日目に負け越しが決まり、大関陥落が決まった豪栄道(33)=境川=が13日目以降も出場することを師匠の境川親方(元小結両国)が24日、明言した。

 「最後までというか、来場所もある。本人も頑張る気持ちでいる。途中で逃げるわけにはいかない」と親方がまな弟子の思いを代弁した。12日目終わって4勝8敗。13日目は栃ノ心(春日野)と対戦する。

 豪栄道は14年名古屋場所後に大関に昇進。過去8度のかど番は乗り切ってきたが9度目は力尽きた。大関在位は33場所。期間にして5年半になる。来場所、地元大阪での春場所は関脇に降下。10勝を挙げれば、1場所で大関復帰が可能となる。

 先場所、左足首を負傷した影響で今場所は踏ん張りがきかなかった。初日から3連敗を喫し、3勝4敗まで持ち直したが、その後は崩れ、前日は新関脇朝乃山(高砂)とがっぷり組み寄り切られた。

 「(申し合い)稽古は年を明けてからだったし、そんなに甘くない」と親方は話した。

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