競泳・瀬戸がニッポン纏い「金」宣言 公式服装は“アスリートファースト”

 東京五輪・パラリンピックで日本選手団が着用する公式服装が23日、発表された。開会式用は白のジャケットと赤のパンツ、結団式などの式典用となる紺のジャケットと白のパンツで、女性はキュロットも選択可能となっている。五輪とパラリンピックの選手が同じデザインの服を着用するのは初で、AOKIが制作した。24日に半年前の節目を迎えるだけに、着用した競泳男子主将の瀬戸大也(25)=ANAは「気持ちが引き締まった」と背筋を伸ばした。

 真っ白なジャケットに赤いパンツを着こなした瀬戸は、ぴしっと髪を整え、さっそうと登場した。コンセプトは「ニッポンを纏う」。名実ともに日本を背負う身として「東京2020は夢の舞台。五輪で金メダルを取るのが夢なので、かなえられるように頑張りたい」と力強く宣言した。

 半年後の7月24日は東京五輪の開会式。1964年大会の開会式では上が赤、下が白だったが、今回は「さわやかな輝きを」とジャケットが白、パンツが赤と入れ替えたデザインが採用された。

 伝統の“日の丸カラー”に袖を通し「第一印象で日本代表だという雰囲気。気持ちが引き締まった」と瀬戸。競泳選手らしく大きな肩幅だが、選手1人1人を採寸し、オーダーメードで作られている上に、素材も工夫されており「ストレッチが効いていて、着ていて疲れない印象。着心地がいい」と喜んだ。優れた通気性も併せ持つさらさらとした素材で暑さ対策も施されており“アスリートファースト”となっている。

 金メダルを狙う400メートル個人メドレーは、開会式翌日の7月25日が予選、26日に決勝が行われ、競泳陣メダル1号の期待も高い。19年夏の世界選手権で金メダルを獲得した200メートル個人メドレー、同銀メダルの200メートルバタフライと併せて3冠の期待も懸かる。

 18日のチャンピオンズシリーズ(CS)北京大会では、200メートルバタフライで日本新記録を更新するなど絶好調。右肩上がりで五輪へと仕上げていくつもりだ。「五輪は待ってくれない。やることは決まっているので、後悔しないように過ごしたい」と襟を正した瀬戸。半年後に迫った大舞台を、さわやかな瞳で見つめた。

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