納谷が3連敗で黒星先行 取り直しで肩すかしに屈する「あと2番勝って行けたらいい」

 翠富士に肩透かしで敗れた納谷(右)=撮影・中田匡峻
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 「大相撲初場所・9日目」(20日、両国国技館)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・東幕下5枚目納谷(19)=大嶽=が翠富士(伊勢ケ浜)に肩すかしで敗れ、3連敗を喫し、2勝3敗と黒星先行となった。

 投げの打ち合いは同着と判定され、取り直し。二番目も同様、相手に前ミツを取られ、食いつかれると、肩すかしの連発に屈し、転がった。

 「正面に置いていこうと思った。中に入れたくない。距離を取って相撲を取りたかった」と小兵相手に突き放したかったが、中に潜られたのが敗因となった。

 前戦の1月19日は7年前に亡くなった祖父の命日だった。その大事な日に完敗し、悔しさをあらわ。この日も悪い流れを断てず、負け越し危機。「体の調子は悪くない。あと2番勝っていけたらいい」と前を向いた。

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