桃田賢斗は2週間の静養か 見舞い終えた五輪3大会銀リー・チョンウェイ氏明かす

 13日早朝に遠征先のマレーシア・クアラルンプールで交通事故に巻き込まれ負傷したバドミントン世界王者の桃田賢斗(25)=NTT東日本=を、男子シングルスで2008年北京五輪から3大会連続で銀メダルに輝いたリー・チョンウェイ氏(37)が見舞った。マレーシアのベルナマ通信などが報じた。

 リー氏は入院している桃田を見舞い、その後報道陣に対応。日本代表の朴柱奉ヘッドコーチから少なくとも2週間の静養が必要と聞かされたと明かし、「世界中のバドミントンファンが彼のことを心配している。桃田が完全に回復してコートに戻ってくることを祈っている」と願った。

 五輪3大会連続銀メダリストのリー氏は元世界ランキング1位で、マレーシアを代表するアスリートとして活躍した。18年に鼻のがんと診断され、治療に専念し、19年6月に現役引退を表明している。

 クアラルンプール国際空港(KLIA)に向かう途中の高速道路で事故に巻き込まれた桃田らはプトラジャヤの病院に搬送された。マレーシアのマハティール首相のシティ・ハスマ夫人も桃田を見舞った。

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