白鵬、炎鵬へ期待 来年は「三役に」 石浦へも「早く上位に」
「大相撲初場所」(1月12日初日、両国国技館)
先場所、史上最多を更新する43度目優勝を果たした横綱白鵬(34)=宮城野=が26日、都内の部屋で初場所に向け稽古を再開した。四股、すり足など基礎運動をみっちり。弟弟子の幕内炎鵬、石浦に胸を出し、押させて、鍛えた。
「(炎鵬はイベントなど)引っ張りだこだからね。土俵周りで動いていたから調子いいのかと思って」。初場所で西前頭5枚目まで番付を上げた炎鵬への期待感。「(来年は)役力士、三役だね。令和2年、それ以上のものは望みません。技能賞、敢闘、殊勲と三賞全部獲得するのも大事」と話した。石浦にも「早く上位に上がって上位と対戦して」と、奮起を求めた。
若い2人と稽古をすることは自身も刺激。「来年、35歳とは思わない。30、31歳で止まっている感じ」。モチベーションの高まる五輪イヤー、まだまだ活躍を予感させる。