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水谷隼、混合ダブルスに活路 美誠は注文「練習してって感じです」

 「卓球・ワールドツアー・グランドファイナル」(14日、鄭州)

 2020年東京五輪で新種目として行われる混合ダブルスの決勝で、水谷隼(30)=木下グループ=、伊藤美誠(19)=スターツ=組は、19年世界選手権金メダルの許シン、劉詩ブン組(中国)に2-3で惜敗した。優勝はならなかったが、日本勢初の銀メダルを獲得。シングルスの五輪切符を逃した水谷は、来年1月6日発表の団体戦代表に選ばれれば混合ダブルスにも出られる可能性もあり、「一番金メダルの可能性がある」と、新機軸に活路を見いだしたようだ。

 「シングルスは昨日負けた時点で終わり。自分にはミックスしかないと懸ける気持ちは一段と強かった」。水谷は前日まで痛みを抱える腰に装着していたベルトも取り去り、不退転の覚悟をラケットに託した。金星にはあと一歩届かなかったが、世界王者ペアを追い詰めた。「すごく自信になった。最後の1本までチャンスがあったし、改善すれば勝てるという感覚も得られた」。目の不調などによる競技意欲の低下で悩んでいるが、充実感を取り戻した。

 ただ、今回は水谷の腰痛の影響もあって大会までほとんど練習できず、試合直前に合わせる程度の“ぶっつけ本番”で臨んでいただけに、ペアを組む伊藤は「『練習して』って感じです(笑)」と注文をつけた。ダブルス名人の伊藤は「一番練習しないペアだと思う」と自嘲し、「大事なところでミスしちゃったりとかあったので。これから練習して、大事なところでも攻められるように。一緒に練習もしたいし、個々の練習もしてほしい。やれば強くなる」とハッパをかけた。

 五輪本番の混合ダブルスに向けて、日本協会はあくまで団体戦代表を含む男女各3人の五輪代表を決定後、その中から相性を考慮して1ペアを決めるため、今大会の混合ダブルスの成績も選考には直結しない。もちろん団体戦代表に選ばれればシングルスやダブルスも必要となるが、水谷はどこ吹く風。「ミックスを練習すればシングルスにもダブルスにもつながる。自然とスキルも上がる」と新たな目標に向けて気炎を上げた。

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