東洋大・相沢晃 区間新で6年ぶりVだ!箱根駅伝2年連続往路優勝も苦杯で決意

 来年1月2、3日に行われる第96回東京箱根間往復大学駅伝で、6年ぶり5度目の総合優勝を目指す東洋大が13日、東京都文京区の白山キャンパスで壮行会を行った。2区での起用が有力視されるエースで主将の“学生最強ランナー”相沢晃(4年)は「どの区間でも区間新を狙っている」と誓った。

 2日に笑って、3日に泣いて-。もう同じ悔しさを味わうのはごめんだ。2年連続で往路優勝を飾りながら、復路で失速し順位を落としてきた東洋大。11年連続3位以内に名を連ねる強豪のエースであり、主将の相沢は「総合優勝を目指したい」と力強く語った。

 今年の箱根路、4区の相沢は区間記録を1分27秒も縮める力走で往路優勝に貢献。今回は「2区が有力。全体を見たら4区もなくはない」と含みを持たせた酒井俊幸監督(43)は「強みはエース相沢晃。相沢をどう生かすか」と大黒柱としての活躍に期待した。

 チームは10月の出雲駅伝で3位、11月の全日本大学駅伝で5位。今回は16人の登録メンバー中1年生が6人と、大舞台を数多く経験してきた相沢に求められる役割は大きい。

 「2区を走るのであれば日本人最高記録はもちろん、1秒でも削り出してモグスさん(山梨学院大)の記録に近づければ」と相沢。日本人最高記録は前回大会で塩尻和也(順大)がマークした1時間6分45秒。「モグスさんの記録」とは、09年に生まれた区間記録1時間6分4秒だ。驚異的な数字だが「後輩に優勝する姿を見せたい。先頭を走る気持ちよさを味わわせたい」。最高の走りを見せることこそ、求められている仕事だと誰より自覚している。

 東京五輪では1万メートルで代表入りを目指しており、コンディション次第ながらも来年3月の東京マラソンも見据える。「箱根から世界へという言葉を体現できるようなスピリッツを、苦しいところで出してほしい」と酒井監督。箱根経由東京五輪へ。6大会ぶり5回目の総合優勝を果たし、五輪イヤーの2020年、最高のスタートを切ってみせる。

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