体操の東京五輪予選の種目別Ｗ杯シリーズ第５戦、コトブス国際の男子で床運動を制した南一輝（仙台大）と鉄棒を勝った宮地秀享（茗渓ク）が２６日、開催地のドイツから羽田空港に帰国した。シリーズ初出場優勝を飾った南は「五輪が近づいたと思った。着地をまとめれば（残りの大会でも）確実に優勝は狙える」と手応えを口にした。

　Ｗ杯シリーズは来年３月までの８大会のうち成績のいい３大会の結果で各種目トップが五輪出場権（日本勢が複数種目で獲得しても最大１人）を手にする。シリーズ２勝目を挙げた宮地はロンドン五輪金メダリストのエプケ・ゾンダーランド（オランダ）とのトップ争いを見据え「ここからが本当の勝負。気を抜かずに頑張りたい」と力を込めた。