シニアデビュー10年目の羽生結弦、山本、島田に“愛の指南”「なんかゴメンね」

滑走順を決める抽選会で笑顔を見せる羽生結弦
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(22日開幕、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 日本選手による公式会見が行われた。16年大会以来3年ぶり4度目の優勝を狙う羽生結弦(24)=ANA=は、今季はシニアデビュー10年目。同じGPで初めて一緒に戦う山本草太(19)=中京大=、島田高志郎(18)=木下グループ=に優しく語りかけた。

 山本は兼ねてから羽生を「憧れの選手」と公言。そのことについて質問が及んだ。緊張で答えに窮する山本に羽生は「いいよ、以前って言ってたから、今は違いますっていっても(笑)」と、愛のイジり。山本は「言い出したら切りがないんですけど、あの構成を完ぺきに演技することは難しい。それをどの試合でも安定してできる。裏にはすごい努力があるんだと思う」と、“羽生愛”を語り、「僕はまだ戦える立場ではない。目標、憧れとして、自分も頑張りたい」と、足元をみつめた。

 羽生は初々しい2人を温かく見守り、語り始めた。「僕ももうシニアデビューして10年たつ。ジュニア2年しかいなかったので。NHK杯が最初のGPだったけど、4回転を初めて降りたり。体力が全然なかったですし、戦えるレベルでもなかった」と、若き日の自分を思い返し、「高志郎が言ってくれていたけど、『緊張して、足が震えてる』って。なんかゴメンねって。シニアだから、GPだから感じられることがある。出し切ることの大変さとか、どれだけ世界と差があるかとか。そういうのを感じながら、練習、試合を頑張って」と、説いた。

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