23年ラグビーW杯もジョセフジャパン!契約更新決定「もう一度日本とチャレンジ」

 日本ラグビー協会は18日、W杯日本大会で日本を初の8強に導いたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=49)との契約を更新すると発表した。強化の継続性を重視し、次回の2023年フランスW杯でさらに上位進出を目指す。決定は16日付で、契約期間は来年1月1日から。現在の契約期間は19年末までだった。

 やり残したことがある。日本列島を沸かせたW杯での快進撃。史上初の8強入りを果たしたが、もっと「先」を見たかった。23年フランスW杯までの契約延長が発表されたジョセフHCは日本協会を通じ、「目標としていたベスト8を達成したが、その先を見据えると、まだまだやらなければならない課題がある。もう一度日本代表と一緒にチャレンジする道を選んだ。今まで以上にチームを強化していきたい」と揺るぎない決意を明かした。

 16年秋に就任。以来、選手の特徴、状態を踏まえた大胆な起用、相手に応じた柔軟な戦術で、ジャパンを大きく飛躍させた。その手腕を日本協会は高く評価。継続強化に向けて10月下旬に続投要請することを決め、出来高込みで推定年俸1億円の好条件を用意し、交渉を進めていた。

 一方でニュージーランドの新監督候補に挙がるなど、流出の可能性もあった。日本協会の森重隆会長は続投決定に、「初のベスト8に導いてくれたことで、世界一の背中が見えてきた。これからの4年間、さらに強化してくれることを期待している」と談話を発表。これまで以上の全面サポートも約束した。関係者によると、ブラウン・コーチ、スクラム担当の長谷川コーチも続けることで大筋合意したという。

 「次のW杯に向けての準備は今日から始まっている。“2023年のOne Team”の一員になりたいと思っている若い選手の皆さまも、今から挑戦を始めることが大切です」。ジョセフHCは4年後を見据え、既に強化プランを練り始めている。今回届かなかった高みへ。必ずジャパンをいざなう覚悟だ。

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