メドベ、まさかの6位発進に露メディア「悲劇」 オーサーコーチ「動揺していた」

 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(25日、ケロウナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪銀メダリストで元世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=は、3回転ルッツで激しく転倒するなど精彩を欠き、62・89点で6位と大きく出遅れた。昨季のGPファイナルを制した紀平梨花(17)=関大KFSC=は81・35点で首位発進した。16年世界ジュニア選手権女王の本田真凜(18)=JAL=は59・20点で10位だった。

 今季もGP初戦のSPで苦しいスタートとなった。メドベージェワは冒頭の連続3回転ジャンプの後半で軽度の回転不足をとられると、続くダブルアクセルは着氷が乱れた。最後の3回転ルッツでは激しく転倒。何とか立ち上がり演技を続けたが、得点は伸びず。険しい表情で得点を見つめ、唇を噛みしめた。

 昨季もGP初戦のスケートカナダでSP7位発進と出遅れた。同大会ではフリー1位で総合3位まで挽回したが、その後、最終戦の世界選手権で銅メダルを獲得したが、浮き沈みの激しいシーズンだった。

 今大会は4回転ジャンプを駆使するロシアの新鋭トルソワがGPデビュー。今後をロシア内での競争も激しくなる中で、存在感をみせておきたいところだが、厳しい船出となった。

 ロシアメディアの「スポルトエクスプレス」は「メドベージェワは悲劇」という見出しをつけ、タス通信はブライアン・オーサーコーチの「彼女は非常に動揺していた。この結果は予想してなかった」という談話を報じた。

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