五輪3連覇コンビ野村忠宏、吉田沙保里が聖火引き継ぎ役 吉田は最終走者にも立候補

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、来年3月20日にギリシャから日本に到着する聖火の到着式の概要を発表する会見を行い、森喜朗会長、聖火リレーアンバサダーを務めるサンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけし、オリンピアンとして柔道男子で五輪3連覇の野村忠宏氏、レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里氏が出席した。

 野村、吉田両氏は3月19日にギリシャ・アテネのパナシナイコススタジアムでの聖火引継式に出席。JALとANAが異例の共同運行する聖火特別輸送機“TOKYO2020号”で、日本の宮城県・航空自衛隊松島基地へ聖火を運びお披露目する大役を担う。

 野村氏は「(アトランタ五輪で)モハメド・アリが聖火ランナーで出てきた時は、体が震えるような光景だった。あの大切な炎を日本に持って帰れることは光栄だし、誇りに思う」と引き締まった表情で話し、吉田氏も「アテネは初めて五輪に出場した思い出の土地。あそこから女子レスリングもスタートし、たくさんの人に知ってもらえるようになった。大役ですが、大変うれしく思います」と、笑顔で語った。

 東京五輪での最終聖火ランナーにも“立候補”している吉田氏は「(最終ランナーも)諦めてない。まずこの大役をしっかり務めさせていただいて、最後走る機会があれば、そこでも」と、色気を見せていた。

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