御嶽海「恩返しを」地元・長野の台風被害に心痛 九州場所で活躍誓う

 大相撲秋巡業が17日、愛知県常滑市で行われ、関脇御嶽海(26)=出羽海=が地元長野の甚大な台風被害に心を痛めた。千曲川の氾濫で浸水した長野市の地域は合宿で何度も訪れた場所。今回、知人の会社も被災した。

 入門以来、熱烈な故郷の後押しに支えられたから今がある。「ちょっとでも手助けになるようなことがあれば恩返しがしたい」。後援会など通じ、炊き出しなどを考えている。

 これから長野は厳しい寒さを迎える。被災者の生活を少しでも勇気付けたい。「勝つことが大事」と、大関昇進を懸けた九州場所(11月10日初日)で活躍を故郷に届ける。

 この日は連日、土俵に上がって相撲を取り汗を流した。「(番付下の力士に)抜かれたくない。抜かれたくないなら勝つしかない」。勝負の九州へ闘志は十分だ。

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