紀平梨花、スケートカナダへ出発、ルッツは回避も4回転は「合わせたい」

 フィギュアスケートの昨季GPファイナル女王、紀平梨花(17)=関大KFSC=が17日、関西空港からGPシリーズの自身今季初戦となるスケートカナダ(10月25~27日・ケロウナ)へ向けて出発した。優勝した9月のオータム・クラシックの前に左足首を痛め、もっとも痛みを感じる3回転ルッツは練習でも封印している状態で、今大会でも「ルッツは外した構成で考えている」と明かした。

 一方で、今季の導入を決めている4回転サルコーは、カナダ入りしてバンクーバーで調整を続ける中で、「痛みがなくなれば入れるつもり」と紀平。ジャパンオープン前はジャンプ練習を1日1時間に制限していたが、現在は2時間まで延ばしている。復調の兆しもあるため「(4回転を)合わせられたら合わせたい」と言う。

 今月5日のジャパンオープンでは15歳のトルソワ(ロシア)が3種類4本の4回転を着氷し、フリー160・53点で1位。4回転を回避した紀平は、得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本決めて144・76点で3位だった。スケートカナダではそのトルソワと再戦となる。

 「難しい構成にしたら勝てるという考えもあるし、(高難度なら)ミスもある。冷静になって、今できる完璧な演技ができるようにしたい」と言い、「GPファイナル(12月5~8日・トリノ)で完璧になれるように。今回はSP、フリーで自信をつけられたら」と、堅実に足元を見据えていた。

 紀平は今季GPシリーズの第2戦スケートカナダと第6戦NHK杯(11月22~24日・札幌)に出場。シリーズの上位6人がGPファイナルに出場する。

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