立呼び出しが後輩に暴力…後輩2人を1度ずつたたく 退職の意向示すも協会保留

 日本相撲協会は16日、呼び出しの最高位である立呼び出しの拓郎(63)=本名花里拓郎、春日野=が開催中の秋巡業で後輩の呼び出しに暴力を振るったと発表した。

 相撲協会によると、拓郎は8日に新潟県糸魚川市での秋巡業で幕下格、序二段格の呼び出し2人が客席で食事をしていたのを注意した際に、頭部と背中をそれぞれ1度ずつたたいた。2人ともけがはないという。拓郎は退職の意向を示したが、協会は保留している。

 暴力行為は幕下格呼び出しが相撲協会に報告して発覚。今後はコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)が調査して処分を協議する。呼び出しの暴力事案による処分例はこれまでない。

 拓郎は三保ケ関部屋に入門し、1975年春場所で初土俵。部屋閉鎖に伴い春日野部屋に移籍し、2015年九州場所で立呼び出しに昇進した。

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