テコンド-金原会長「悲しく傷ついている」98分会見で“独裁”報道に不快感

 理事会を終えて会見する全日本テコンドー協会の金原昇会長
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 強化体制などを巡って選手と対立している全日本テコンドー協会が8日、都内で理事会を開催し、金原昇会長を含む16人の理事総退陣は審議されなかった。金原会長は理事会後に会見を行い、98分間にわたって質疑に応じて「私が(協会を)牛耳っているとか、私が反社会勢力だとか、一切ございません」と数々の“うわさ”にも答えた。

 まずは一部週刊誌で報じられた、過去に暴力団に銃撃されたというもの。金原会長は「撃たれました」と2発撃たれたことを堂々と認め、「おなかと腕です。(時期は)30年前です。腕は血管、骨、筋肉全てに当たっていない。おなかは当時そんなに出ていなかったので、ちょっとかすった程度です」と語った。しかし、反社会的勢力とのつながりについては改めて否定した。

 また、テコンドーの競技経験がないとの指摘についても「選手経験はございません」と一部認めた。しかし、自身は空手をやっていたことから「経験、経験とみなさんおっしゃいますが、私は空手がメイン。ある神奈川の団体の方がテコンドーをやっていて、そのつながりで(テコンドーも)取り入れて講習会だったりを行った。格闘技としては同じ」と、選手経験がないことは大きな問題ではないと強調した。

 ただ“独裁”や“強権”といったイメージで報じられることについては不快感をあらわにした。「報道で私も悲しく傷ついている。息子の試合で私が審判に圧力をかけているとか、非常に寂しい。反社とか独裁とかいう報道は楽しいかもしれないが、報道内容、ぜひ節度あるタイトルでお願いしたい」と切望し、「(マスコミの)みなさんは(うわさへの)調査機関を持っているはず。真実の報道をしていただければわかるはず」といいながら、集まった報道陣を見渡していた。

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