ダニエルが初の初戦突破!世界14位から大金星 16年ぶり日本勢4人2回戦進出

 「男子テニス・楽天ジャパンオープン」(1日、有明コロシアム)

 シングルス1回戦では主催者推薦で出場したダニエル太郎(エイブル)が第2シードに入った世界ランキング14位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-4、4-6、7-6で破り、初めて2回戦に進んだ。予選を突破した内山靖崇(北日本物産)も第4シードのブノワ・ペール(フランス)を6-2、6-2で倒した。前日の西岡良仁(ミキハウス)添田豪(GODAI)と合わせ、日本勢4人の1回戦突破は2003年大会以来。

 今大会第2シード、世界14位のチョリッチを粘り強いストロークで最終セット、タイブレークで振り切った。ダニエルには大金星だが「(4歳年下の)彼が100位内に入ったころから知っていて、やりにくさはなかった。彼がそんな高いランクに上がっているとは知らなくてびっくりしたくらい」という。

 191センチの長身で甘いマスク。女性ファンも多く、記者会見ではいつも飾らない話しぶりで人柄の良さもよく知られている。昨夏世界ランクを自身最高の64位まで上げたが、今年急降下した。

 「ツアー500とか出るだけで2万ユーロ(約236万円)もらえるなんてすげぇと思ったし、テレビとかに出て街で人に振り返られるようになった。その立場を守りたいという気持ちがプレッシャーとなって調子を落とし抜け出せなくなった」

 今年6月、ノルウェーの山に携帯電話を持たずに一人で登った。「人生は苦しいけど、こんなもんだと受け止めようと思った」と、切り替えるきっかけになった。

 錦織不在の今大会で、16年ぶりに日本勢4人が2回戦に進出。「決して偶然じゃない。みんな最近調子を上げてきて、きちんと準備してきた。流れがちゃんときている」と仲間の快進撃をたたえた。

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