設楽の“大逃げ”瀬古リーダーたたえる 気温10度前後なら「逃げ切っていた」

 「マラソン・グランドチャンピオンシップ」(15日、明治神宮外苑発着)

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが、男子でスタート直後から“大逃げ”をし、結果として14位だった設楽悠太(ホンダ)をねぎらった。「勇気と、あの走りに敬意をまずもって、言いたい思います」とたたえた後、「相当、調子良かったんでしょうね」といい練習をつみ、自信があったからこその戦略になったのだろうと推察した。

 設楽の走り、戦術などを鑑みて、瀬古リーダーは「やはり、設楽くん、相当、調子よかったんでしょうね。聞いているところだとすごいレベルの高い練習をしていました」と語った。「練習でやったことがそのまま体が覚えていますから、あそこで設楽選手が、ゆっくりいけといってもなかなかいけないというか、練習をしたことを出そうとするというか」と自然な流れと考えたようだった。

 その上で、男子のゴール(午前11時4分)時点で28・8度になるなど、気温が上昇したことがマイナスに作用したのではないかと指摘。その上で、瀬古リーダーは「相当、力はついたと思います。彼は。10度前後の気温だったら、あのまま逃げ切っていたなということは言えますね。結果的に言えば、後ろから来た連中が勝ったわけですけど、たまたま勝ちましたけど、ケニア・エチオピアだったらそのまま逃げられてるんじゃないかなと、そのへんのところは考えていかないといけない」と、見解を述べた。

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