MGC・ゴール時点で気温は29度前後 東京五輪はさらなる暑さか
「マラソン・グランドチャンピオンシップ」(15日、明治神宮外苑発着)
一発勝負で東京五輪代表が内定する緊迫したレースは、気候面でも厳しいものになった。主催者発表のゴール時点の気温は男子が28・8度(午前11時4分)、女子は29・2度(午前11時35分)だった。
スタート時点では男子が26・5度、女子が26・9度。すでにマラソンを走る環境としては暑いが、ここから気温は上がっていった。給水地点では水分や氷を体にかけたり、手に持ったりすることで体温を下げようとする選手が多く見られた。
ただ、これでもここ数日で夏の暑さは落ち着いている。来年の8月2日に女子が、同9日に行われる東京五輪本番では午前6時スタートとはいえ、さらに高い気温になる可能性が高い。
男子は中村匠吾(富士通)が優勝、服部勇馬(トヨタ自動車)が2位で東京五輪代表に内定。女子は優勝した前田穂南(天満屋)と2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が五輪切符を勝ち取った。