村尾三四郎 11月講道館杯出場の意向「勝って差をつけたい」GS大阪推薦濃厚も志願

 柔道の世界選手権混合団体金メダルメンバーで男子90キロ級のホープ、村尾三四郎(19)=東海大=が4日、11月2、3日の講道館杯・全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)に出場する意向を示した。都内で行われた上月スポーツ賞の表彰式に出席し、明らかにした。

 現在90キロ級は、世界選手権銀メダルの向翔一郎(23)=ALSOK=が一歩リードしている状況。そこに若手の村尾、復活を懸けるリオ五輪王者のベイカー茉秋(24)=日本中央競馬会、18年世界選手権3位の長沢憲大(25)=パーク24=が追う“激戦階級”となっている。

 世界選手権に出場した村尾は、東京五輪代表選考会であるグランドスラム(GS)大阪大会(11月22~24日)に推薦で出られる可能性が高いが、あえて国内予選である講道館杯に出場するという。

 国内の実力者がそろい、レベルも高く参加人数も多いため、優勝するのが最も難しいとされる大会だが、「まだ(自身は)それほどの(高い)位置じゃないと思うので」と村尾。ベイカーや長沢が出場する見込みで、「まだ競り合っている階級だと思うので勝って差をつけたい。まだ(この大会は)優勝もしてないし、倒すべきライバルも多いので優勝したい」とアピールへ意欲を燃やした。

 疲れを感じさせない若さも武器だ。村尾は1週間のオフを利用して完全休養するのかと思いきや、「桐蔭学園高の練習に行きたい。(練習が)リフレッシュになります」と母校を訪問するプランを明かした。負けられない戦いに向けて、恐れ知らずの原点に立ち返る。

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