柔道・芳田司は銀メダル、カナダ国籍のライバル・出口に敗れる 女子57キロ級
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「柔道・世界選手権」(27日、日本武道館)
女子57キロ級決勝で、前回女王の芳田司(23)=コマツ=は、前回銅メダリストの出口クリスタ(カナダ)と対戦し、銀メダルだった。
序盤からお互いの技をかわしたり、耐えたりする展開となった。残り30秒ごろに出口が指導を受けたものの、技あり以上のポイントはなく延長へ。
延長に入っても芳田は寝技で果敢に攻める。延長2分が過ぎたころに芳田にも指導が入った。そして、延長2分20秒過ぎ、足技からの投げで体勢を崩され、背後から後方隅に投げられた。相手に技ありが入り、この時点で決着した。
初戦の2回戦は腕緘で一本勝ちし、3回戦は内股で一本勝ち。準々決勝はポーランド選手を相手に残り20秒、背負い投げで技ありを奪われたものの、残り7秒、内股による技ありで、延長に突入。5分30秒、合わせ技で一本勝ちした。
準決勝は互いに決め手を欠いて延長にもつれ、6分25秒、一本背負い投げで一本勝ちした。