バド世界1位・山口が初戦敗退 昨年銅が…腰に不安で精彩欠く

 「バドミントン・世界選手権」(20日、バーゼル)

 女子シングルスで初優勝を狙った世界ランキング1位の山口茜(22)=再春館製薬所=が初戦の2回戦で世界32位ヤオ・ジアミン(シンガポール)に0-2で敗れる波乱があった。2017年大会覇者の奥原希望(24)=太陽ホールディングス=は初戦の2回戦でロシア選手を2-0で下して16強入り。高橋沙也加(日本ユニシス)は2回戦で姿を消した。混合ダブルス2回戦で保木卓朗(トナミ運輸)永原和可那(北都銀行)組はマレーシアのペアに2-1で逆転勝ちした。

 動きにいつもの機敏さがない。世界ランク1位で、前回の銅メダリスト山口が格下相手にまさかのストレート負け。優勝候補の一角が初戦で姿を消した。

 「やはり第1シード、世界ランキング1位という今の立場からすれば、もう少し立派なプレーというか、もう少し立派な選手になっていかないといけないのかな」。口調は淡々としながらも、その表情はこわばり、必死で感情を押し殺しているようにも見えた。

 インドネシア・オープン、ジャパン・オープンと2週連続で主要大会を優勝した直後の7月29日、腰に痛みを感じて休養。本格的に練習に入ったのは今大会直前だった。

 東京五輪出場へ最重要の今大会を、たった1試合で去ることになった。とはいえ、五輪レースはまだ道半ば。「次に向けて頑張っていくしかない」。きっとスピード感あふれる本来の姿を取り戻す。

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