西岡、錦織に勝った!憧れ「ヒーロー」との初対決をストレートで
「テニス・ウエスタン・アンド・サザン・オープン」(14日、シンシナティ)
男子シングルス2回戦で西岡良仁(23)=ミキハウス=が初対戦となった第6シードの錦織圭(29)=日清食品=を7-6、6-4で破り、3回戦に進んだ。錦織は2大会連続で初戦敗退。女子シングルスでは世界ランキング1位に復帰した第2シードの大坂なおみ(21)=日清食品=が初戦の2回戦でアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を7-6、2-6、6-2で退けた。今大会は26日にニューヨークで開幕する四大大会最終戦、全米オープンの前哨戦。
この瞬間を待ち望んでいた。西岡は「自分にとってのヒーロー」と敬愛する錦織との初対戦でストレート勝ちし、世界ランキングのトップ10から初白星。勝利の瞬間、帽子を飛ばし、両手でガッツポーズをつくって喜びを爆発させた。ジュニア時代から背中を追い続けてきた先輩相手に気後れせずに攻め、「本当に気持ちがいい。とにかく全力を尽くそうと思った」と、笑顔で勝利をかみしめた。
第1セットは5-3から3ゲームを連取されたが、タイブレークで集中力を高めた。
出だしから6連続得点で制すと、第2セットは2度のブレークを奪取。サーブでは緩急をつけ、ストローク勝負も上回った。錦織が体調不良で精彩を欠いたとはいえ、相手のお株を奪う勝負強さを発揮した。
錦織と同じく10代で米国のIMGアカデミーに渡り、練習相手を務めたこともある。自身の世界ランキング77位に対し、向こうは5位。「差がものすごいあるかもしれない。試合をして見えてくる部分がある」と、渇望していた初めての真剣勝負で力を出し切った。
憧れの存在との距離について「これが全てだとは思わないが、数年前に比べて少しずつ差は縮まっているように感じる」。17年の左膝前十字靱帯断裂を乗り越え、昨年10月に深センオープンでツアー大会初優勝。着実に成長を続ける23歳が、大きな自信を手にした。





