15歳・森秋彩が堂々2位!得意のリードで準決勝進出 クライミング世界選手権

 森秋彩
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 「スポーツクライミング・世界選手権」(14日、エスフォルタアリーナ八王子)

 リード男女予選が行われ、女子では森秋彩(15)=茨城県連盟=が2つのルートのうち1つを完登し、2位で上位26人が進む15日の準決勝進出を決めた。前日のボルダリングで銀メダルの野口啓代が6位、伊藤ふたば(ともにTEAM au)が9位、小武芽生(エスエスケイフーズ)が20位、野中生萌(XFLAG)が22位で、計5選手が予選突破。男子はボルダリングで金メダルの楢崎智亜(TEAM au)が2ルートとも完登し、1位タイで通過するなど、計5人が突破した。

 身長154センチの小柄な体を目いっぱい駆使しながら、高く高く登った。リードを得意とする15歳の森が、堂々2位で準決勝に進出。ボルダリングでは予選落ちに終わっただけに「リードで結果を残さないと、と思っていた。緊張したけど、良かった」と、ホッとした表情を浮かべた。

 リードではW杯でも3位を経験するなど、野口、野中のダブルエースをしのぐ実力を持つ。五輪切符を争う18日からの複合でもダークホース的な存在だ。

 リードでは、日本人史上最年少メダルの期待が懸かる。ボルダリング覇者で、リード予選1位のヤンヤ・ガルンブレト(スロベニア)が難敵だが「ヤンヤが強いので、簡単にはいかないと思うけど、いける可能性もあるのかな」。あどけない瞳に少しだけ野心をともし、世界の頂に挑む。

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