遠藤・渡辺組が1回戦突破 台湾ペアに勝利 バドミントン五輪テスト大会
「バドミントン・ジャパン・オープン」(23日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
20年東京五輪のテスト大会として行われた。男子ダブルス1回戦で遠藤大由、渡辺勇太組(日本ユニシス)は、リャオ・ミンチュン、スー・チンヘン組(ともに台湾)に21-7、22-20で勝利し、2回戦に進出した。
第1ゲームを奪ったものの、第2ゲームはやや劣勢。競り合う展開が続いた。それでも終盤に17-18から追いつくと、客席から「渡辺・遠藤コール」が巻き起こった。声援に応えるように、2点差で接戦をものにした。
3連敗中の相手への勝利に遠藤は「負けっぱなしの相手に勝てて良かった」と勝利をかみしめた。寝る前に試合のことを考える習慣があり、第2ゲームの展開も想定内だったという。渡辺も「勢いに乗らせてしまうと怖いペア。諦めずにプレーできたのが大きかった」と振り返った。
24日で東京五輪の開幕まで1年。リオ五輪代表の遠藤は「1回出るともう1回って思わせてくれる大会。気を引き締めてしっかり出られるように戦い抜きたい」と意欲。渡辺は「五輪だけを大きく見ると、手前でずっこける。まずはこの大会で優勝」と目の前の目標に強く意気込んだ。