八村塁 成長できました 充実のチームトップ!1試合平均19・3得点…次は日の丸だ
「NBAサマーリーグ、ウィザーズ87-103ニックス」(13日、ラスベガス)
NBA、ウィザーズの八村塁(21)は13日、サマーリーグの全日程を終了した。3試合出場でチーム最多の1試合平均19・3得点をマーク。日本人初のドラフト1巡目指名の重圧を感じながらも「何も変わらず自分のプレーをやった」と話し、手応えと成長を実感していた。
3カ月後のNBAデビューに向けてまた一つ階段を上った。プレーオフを逃したウ軍はこの日のニックス戦で全日程を終了。休養のため欠場した八村は「コート上、コート外でプロとしてどうやるかを学べたのでは」と収穫を口にした。
若手有望株株が集う同リーグでチーム最多の1試合平均19・3得点をマーク。日本人初のドラフト1巡目、全体9位の重圧はあったはずだが、「今までずっとプレッシャーのあるところでやってるので、何も変わらず僕のプレーをやっていた」とさらりと言った。
6日間で3試合。公式戦さながらの日程を経験し、実感したのは体調管理の難しさだ。「どれだけ体をケアしていくか。連戦の中でどうやって僕の一番のパフォーマンスを毎日出せるかが大事」と言った。
成長した実感を問われ「できましたね」と即答した八村。チームを指揮したパック・コーチは「とても満足している。すべてのプレーがNBAに順応できているが、中でもディフェンスは素晴らしかった」と総括した。
8月末に開幕するワールドカップの代表合宿に合わせて近日中に帰国予定。今回のサマーリーグにはグリズリーズの渡辺、馬場(A東京)、比江島(栃木)の3人も参加した。「帰ってまた一緒にやるのは楽しみ」。予選で日の丸を背負った同志たちとの共演を心待ちにした。