渡名喜風南“完全”V!5カ月ぶり実戦オール一本勝ち

 「柔道・GPブダペスト大会」(12日、ブダペスト)

 男女計5階級が行われ、女子48キロ級で世界選手権(8月25日~9月1日・日本武道館)代表の渡名喜風南(パーク24)が初戦の2回戦から4試合全て一本勝ちで優勝した。左膝負傷から約5カ月ぶりの実戦だった。女子52キロ級は前田千島(三井住友海上)が制した。準決勝で2016年リオデジャネイロ五輪女王のマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を延長の末に合わせ技一本で破るなど、5試合を勝ち抜いた。

 約5カ月ぶりの実戦を優勝で飾っても渡名喜の喜びは控えめだった。中国選手との準々決勝では裏投げを浴びてあわや一本負けかと肝を冷やす場面があり、準決勝と決勝も技ありを奪われた。オール一本勝ちにも「課題が残る試合だった」。3月中旬の稽古中に痛めた左膝は回復し、不安はない。昨年はビロディドに女王の座を奪われた世界選手権での雪辱へ「今日見えた隙を一つ一つ埋めていき、安定した闘いができるよう頑張りたい」とレベルアップを期した。

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