ペリカンズ比江島、地震で試合打ち切りに恨み節「もうちょいプレー見せたかった」
「NBAサマーリーグ、ペリカンズ80-74ニックス」(5日、ラスベガス)
ペリカンズの一員として参加している、Bリーグ栃木ブレックスの比江島慎は第3クオーター残り2分31秒から出場し、2分間プレーした。試合は第4Q途中に発生したM7・1の地震の影響で打ち切りとなっただけに「もうちょい自分のプレーを見せたかった」と悔しさをにじませた。
ボールに触れたのはわずか1回。トップの位置でボールをもらってすぐに左へ出したパスがこの日最初で最後のプレーとなった。
「楽しもう、楽しもうと思ってたんですけど、実際コートに立ったらすごい緊張してしまって、ボールをもらってもリングを見ず消極的になってしまい、悔いは残りますけど」。
チームメートには6月のドラフトで全体1位指名のスーパールーキー、ザイオン・ウィリアムソンがいる。対するニックスには同じデューク大からアーリーエントリーで同3位指名のRJ・バレットが所属。注目度の高いカードとあってこの日の入場券は完売した。ウォームアップ時からコンテストさながらの豪快なダンクを次々に披露する19歳に「オーラとか体の大きさ、能力は素晴らしいものをもっている」と比江島。「ザイオンとRJバレットを見に来てるお客さんが素晴らしい雰囲気を作ってくれた。その中で自分も立てて光栄に思いました」と話すが、その思いが動きを鈍くする結果となった。
パプニングは最終Qに入ってすぐ。突然、会場が揺れ出し、場内が騒然となった。それでも試合はしばらく続行されたが、天井から吊られている電光掲示板が揺れ始めたところで試合は中断。一旦は「後ほど再開」との場内放送があったが、およそ30分後に「打ち切り」を発表するとスタンドからはブーイングが起こった。
正式に打ち切りが決定するまで「みんなリラックスしてロッカールームにいました」と選手たちの様子を明かした比江島は「自分としてはアピールする時間が短くなってしまったのでやってほしかったというのが正直なところです」。残り7分53秒で打ち切られる事態に「もうちょい自分のプレーを見せたかったなと思ってます」と続けた。
明日6日(日本時間7日)は、ドラフト1巡目9位指名の八村塁が所属するウィザーズと戦う。若手の力試しの場であるサマーリーグではあるが、NBA史上初の日本人対決が実現する可能性がある。この日はわずか1プレーで終わったが、比江島は「(今日は)少し出れたというだけでも、次につながるというか、緊張せずにすむと思うので、また絶対にチャンスがあるというのを信じて準備をしたいですし、今日は出れてよかったです」と前を向いた。


