戸辺直人が4年ぶり3度目V「五輪を見据えて」男子走り高跳び日本記録保持者

 男子走り高跳び決勝を終えて声援に応える戸辺直人=福岡市博多の森陸上競技場(撮影・堀内翔)
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 「陸上・日本選手権」(27日、博多の森陸上競技場)

 男子走り高跳びは2メートル35の日本記録保持者、戸辺直人(27)=JAL=が2メートル27で4年ぶり3度目の優勝。世界選手権への出場を決めた。戸辺は「五輪を見据えて(世界選手権は)大きなステップになる。東京五輪では金メダルを目指しているので、まず世界選手権でメダル争いをしないといけない」と抱負を語った。

 今年2月にドイツの競技会で従来の日本記録を2センチ更新。跳躍競技の個人種目では世界選手権、五輪とも日本で最もメダルに近い存在の一人だ。

 この日は「記録的には(2メートル)30が跳べていれば100点だった」と課題も残したが、今春に筑波大大学院の博士課程を終えた理論派は、常に冷静に自己分析している。この日も2メートル20、24を1回目で失敗した上で「何がダメかわかっていた」と踏みきりを修正し、2メートル27を1回目で成功させた。

 世界陸上へ向け「7月は大事な1カ月になる」と気持ちを高めた戸辺。東京への前哨戦でのメダルへまい進する。

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