川井梨紗子 伊調との五輪王者対決へ「試合に集中」妹・友香子に強い姉の姿見せる

 「レスリング・全日本選抜選手権」(15日、駒沢体育館)

 世界選手権(9月・カザフスタン)の代表選考会を兼ねて行われ、女子57キロ級で、川井梨紗子が決勝進出を決めた。16日の決勝では伊調馨(35)=ALSOK=と戦う。伊調が優勝すれば、世界代表に内定。川井が勝てば、7月6日のプレーオフ(埼玉)で雌雄を決する。女子62キロ級では川井の妹・友香子(21)=至学館大=が優勝し、代表に内定した。

 川井梨の編み込みからは、大粒の汗が噴き出していた。4試合を戦い抜き、たどり着いた伊調との決戦。昨年12月以来となる五輪王者対決へ「もう半年前のこと。切り替えて、試合へ集中している。ポイント?自分の気持ちかな」と、頂上対決をにらんだ。

 3試合とも圧倒した1次リーグとは裏腹に、準決勝は苦しんだ。花井瑛絵の懐になかなか入れず、2-1で辛勝。課題を問われ「試合が立て続けにあり過ぎて、1試合1試合を振り返っていない」と、荒い息を吐き出した。

 62キロ級を制し、世界選手権代表に内定した妹の友香子の姿は目に焼き付けた。「友香子が頑張っているのを見ると私も…、となる」。これ以上ないパワーをもらい、あとは強い姉を見せつけるだけだ。

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