白鵬、炎鵬に約50分“愛のムチ” 猛烈に鍛え上げ流血も
右腕負傷で夏場所を全休し、名古屋場所(7月7日初日)で再起を目指す横綱白鵬(34)=宮城野=が14日、滋賀県長浜市で合宿を行い、弟弟子の幕内炎鵬(24)を約50分、猛烈に鍛え上げた。ぶつかり稽古に胸を出し両鼻から流血した相手を容赦なく転がした。
稽古の締めには幕内石浦にも砂袋を持ってすり足を繰り返させるなど“愛のムチ”を振るった。“内弟子”2人を従え、横綱土俵入りを行うのが白鵬の夢。夏場所では自身が休場、名古屋場所は石浦の十両陥落が濃厚で実現はお預けとなった。「名古屋は2人で勝ち越してもらわないと秋場所で実現できない」と今合宿は2人を強化指定にしている。
自身は相撲を取る稽古を重ねており、右腕の回復は順調。14年から6年連続で行う同地での合宿で復活への足固めが着々と進む。