大阪人科大 佐々木HC目指す「走るバスケ」で悲願全タイ獲る

 「デイリー主催・西日本学生バスケット」(6月2日開幕、エディオンアリーナ大阪など)

 西日本大学ナンバーワンの座をかけ、男子103校、女子66校が6月2日から9日まで、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)など大阪市近郊の3会場で熱戦を繰り広げる。女子は今季就任した佐々木真弓ヘッドコーチ(38)の下、大阪人間科学大が4年ぶりの頂点をうかがう。

 今季、大阪人科大は佐々木ヘッドコーチを迎え、過去2冠が最高で悲願の「全タイトル制覇」に向け再始動した。5月の関西学生選手権ではライバルの大体大に競り勝ち、連覇でまず1冠。今大会と関西女子学生リーグ、初優勝を目指す全日本大学選手権(インカレ)制覇へ、土台は整っている。

 「高さでは勝てない。走って動いて、スピードで勝負できたら」。新指揮官が目指すのは「走るバスケ」だ。佐々木コーチは系列の大阪薫英女学院高、大阪薫英女短大でプレーし、米国へのバスケ留学、その後は実業団などで経験を積んできた。高校時代の恩師である故長渡俊一氏のたっての希望で、母校へ戻ることを決意した。

 「練習メニューは全部変わった。コーチの練習はどれも目的が明確で、自信につながる」と語ったのは主将の塩田菜緒(4年)。関西学生選手権MVPの田中陽子(4年)も、「層が厚いから思い切ってプレーができるようになった」とチームの成長を感じている。

 「40分を全員で」。誰が出てもプレーの質が変わらないのが最大の強み。故障から復帰した峰晴寿音(2年)や3×3日本代表候補の1年生などが加わり、確実にパワーアップしている。

 「走れ、動け!」を合言葉に。全タイトル制覇に向け、4年ぶりの西日本Vを誓う。

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