玉鷲が令和初金星 鶴竜に“恩返し”

 「大相撲夏場所・8日目」(19日、両国国技館)

 一人横綱の鶴竜は玉鷲に押し出され、全勝が止まった。玉鷲は令和初となる金星で3個目。大関復帰を目指す関脇栃ノ心は遠藤の上手出し投げに敗れ、初黒星となった。全勝が消え、1敗は鶴竜と栃ノ心、平幕朝乃山の3人。2敗で阿炎、竜電ら平幕4人が追う。

 令和初金星を獲得したのは玉鷲。相手は入門のきっかけをつくってくれた鶴竜だった。

 両者の立ち合いの呼吸が合わず、3回目の立ち合いで成立すると、玉鷲は強烈な当たりで一気に押し出し。通算3個目は鶴竜から初めて奪った金星だった。

 1人横綱の鶴竜はここまで全勝。誰が令和初の金星を奪うのか注目されていた。その話題を振られると「ハハハ、さっき聞いた。確かに。よかった」とニッコリ。ただ内容は「あんまり覚えてない。帰ってからビデオを見ます。真っすぐ押してよかった。最後の土俵際で押したのは覚えてるけど」と無心で取った結果だった。

 初場所で初優勝を飾ったが、春場所は5勝に終わり、関脇から平幕に転落した。今場所も4敗しているが、「これで(優勝争いが)面白くなるっすね」とまだまだかき回すつもりだ。

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