リレー侍、今季世界最高で優勝 世界リレーの失敗糧に

 「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ大阪」(19日、ヤンマースタジアム長居)

 男子400メートルリレーで日本(多田、山県、小池、桐生)が38秒00の今季世界最高記録で優勝。1週間前の世界リレー大会(横浜)では小池から桐生へのバトンパス違反で失格となったため、桐生は「取りあえずバトンを落とさなかったのでホッとしている」と胸をなで下ろした。

 小池から桐生へのバトンパスが成功すると、観客からは拍手と安どの声があがり「ちょっと恥ずかしかった」と小池。「1、2走で(距離がつまり)もたついたのが見えて焦ったが、興奮状態でも冷静になれた」と言うのは「いろんなバトンミスの動画をほぼ毎日見ていた」という成果だ。「世界陸上では優勝を狙える」と、失敗を糧にリレー侍はさらにたくましくなった。

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