体操の世界選手権(10月・シュツットガルト=ドイツ)代表選考会を兼ねた個人総合のNHK杯最終日は19日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男子が行われ、4月の全日本選手権で2連覇した20歳の谷川翔(順大)が合計254・363点で初優勝した。0・235点差で2位に入った兄の谷川航、3位の萱和磨(ともにセントラルスポーツ)までが代表入りを決めた。
全日本の得点を持ち点に争われ、谷川翔は得意のあん馬で落下したが、その後は踏ん張って逃げ切った。全日本3位の武田一志(徳洲会)は4位に終わり、白井健三(日体大大学院)は23位だった。