男子400mリレー日本は予選失格 米国と快調に先頭争いも小池-桐生でバトンミス

 男子400m予選 小池祐貴からバントを受け取るアンカーの桐生祥秀=日産スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「陸上・世界リレー」(11日、日産スタジアム)

 男子400メートルリレーの予選が行われ、3組に出場した日本(多田修平=22・住友電工、山県亮太=26・セイコー、小池祐貴=23・住友電工、桐生祥秀=23・日本生命)は痛恨のバトンミスが出て3着でゴールに入った。その後、失格と判定され、予選落ちとなった。

 1走の多田、2走の山県と快調に先頭争いをしていたが、小池から桐生につなぐ際にバトンが手に付かずスピードが激減。桐生はなんとか落とさずに走り出したものの、前を行くアメリカ、中国に届かなかった。その後に、失格と判定され、予選落ちとなった。

 失格理由は競技規則170条6.(a)に違反したためとされている。条文には「バトンは競技中手でもち運ばなければならない」とあることから、小池から桐生へバトンが渡った時に“お手玉”のようになったことが、空中で投げ渡したと判定されたと考えられる。

 今大会はリオ五輪銀メダルメンバーのケンブリッジ飛鳥と飯塚翔太がおらず、リオ五輪と比較すると山県が1走から2走へ、桐生が3走からアンカーへと変更していた。

 予選3組は米国が38秒34で1着、中国が38秒51で2着に入り、決勝に進出した。決勝に進んだのは1組から英国、ブラジル、ジャマイカ、2組からイタリア、フランス、トルコ、3組から米国と中国。

 世界リレーは国際陸連が開催している大会で、今回が4回目。過去3回はバハマで開催されており、今回が日本初開催。現在は2年に1度、開催されている。

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