大坂なおみ、世界1位から陥落危機 逆転負けで4強逃す
「テニス・マドリード・オープン」(9日、マドリード)
女子シングルス準々決勝で第1シードの大坂なおみ(21)=日清食品=もベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-3、2-6、5-7で敗れた。女子ツアーを統括するWTAによると、4強入りしたシモナ・ハレプ(ルーマニア)が優勝すれば、大坂が世界1位から陥落する。
〈女子シングルス〉大坂が世界ランキング1位から陥落する危機に直面した。逆転負けで4強入りを逃し、ハレプが優勝すれば世界1位に返り咲く。「準決勝に進めば1位を守れると聞かされていたから、プレー中も考えていた。それは必ずしも良いことじゃなかったかも」と雑念を悔やんだ。第2セット以降はミスが目立ち、ラケットを放り投げたり赤土を蹴り上げたり…。「気持ちが後ろ向きになった」と精神面の課題を改めて痛感した。