バレー日本代表復帰の清水、下克上誓う 後輩に「引きずり落としてやる」
日本バレーボール協会は10日、19年度男子の代表発表会見と公開練習を都内で行った。右膝の大けがから復帰した清水邦広(32)=パナソニック=も代表入り。「完全復活したと言ってもらえるようなプレーをしたい」と意気込んだ。
同じポジションを狙う後輩の大竹と西田に「今はまだまだ及ばない」と言いながら、本調子に戻して「引きずり落としてやる」と下克上を宣言した。課題はけがの回復。1カ月はリハビリに集中し、極端に細くなった右足や、落ちた体重を以前の状態に戻す予定だ。
後輩に闘争心を燃やす一方で、08年北京五輪の経験もしっかり引き継ぐ。4年に一度の大舞台は「他の国際大会とは違う独特の雰囲気。(相手も)目の色を変えて戦ってくる。(試合では)常に引いてしまって、押されて押されて終わってしまった。向かう気持ちがすごく大事になってくる」と、重圧への対応を強調した。
まずは回復。その先の五輪に向かって、清水は進化を図る。