右上腕に負傷を抱える大相撲の横綱白鵬は8日、東京都墨田区の宮城野部屋での朝稽古を休み、夏場所(12日初日・両国国技館)への出場が厳しい状況となった。
白鵬は8日午後に東京都内の病院で、自らの血液を利用して組織の修復などを図る注射を打つ治療を受けた。出場の可否について「明日、親方と相談して決めます」とだけ述べ、9日に師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)と話し合って決断する意向を示した。
3月の春場所千秋楽で痛めた患部は筋肉の一部が断裂している。同親方は「(受傷時に)7割は切れていて、医者は1カ月半かかると言っていた。くっついているかどうかだ」と説明した。