右上腕負傷の白鵬、夏場所休場か 朝稽古を休む…9日に可否決断

 「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)

 右上腕に負傷を抱える横綱白鵬(34)=宮城野=は8日、都内の部屋での朝稽古を休み、夏場所への出場が厳しい状況となった。

 午後に都内の病院で自らの血液を利用して組織の修復などを図る注射を打つ治療を受けた。出場の可否について「明日、親方と相談して決めます」とだけ述べ、9日に師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)と話し合って決断する意向を示した。

 3月の春場所千秋楽で痛めた患部は筋肉の一部が断裂している。同親方は「(受傷時に)7割は切れていて、医者は(全治に)1カ月半かかると言っていた。(筋肉が)くっついているかどうかだ」と説明した。

 夏場所は令和最初の本場所という節目。宮城野親方は「本人は出たがっていた。運動だけはしていて、今日も(稽古場に)来る予定だった」と心配していた。

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