白鵬が負傷後初のてっぽう 右上腕痛、慎重に出場判断

 右上腕を痛めている大相撲の横綱白鵬が2日、東京都墨田区の宮城野部屋で夏場所(12日初日・両国国技館)に向けた稽古を再開し、先場所千秋楽に負傷後で初めててっぽうを行った。4月29日までの春巡業では下半身を中心に鍛えていた。

 最初は軽めだったが徐々に力を入れ、両手でてっぽう柱を何度も打った。基本運動を重視する第一人者は「うれしい。『いける、いける』という感じで打った。春巡業で違和感はあったが、それは取れた。おろそかにしていた基本の一つができて良かった」と明るい表情。右腕で握力を鍛えるトレーニングも行った。

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