多田修平、体幹と股関節トレで進化目指す「タイムより優勝を」

 「織田記念国際陸上」(27日、エディオンスタジアム広島)

 28日の男子100メートルに出場する多田修平(住友電工)が、大会前日の記者会見に臨み「タイムより優勝を目指したい」と抱負を語った。3月に関学大を卒業。関東に拠点を移した社会人1年目は、左太もも裏肉離れ発症と苦難の船出となった。3カ月近く全力で走れなかったが、その間を利用して体幹と股関節周辺の強化に励んだ。

 「股関節を鍛えることで接地が力強くなる。地面をしっかり捉えて反発を得るプラン」と説明。「僕の持ち味はスタートからの加速で、後半は粘れたらいい。後半はフィジカル面(が大事)だから、体幹を鍛えればブレがなくなる」と、師事する大東大の佐藤真太郎コーチとともに進化を目指す日々だ。

 100メートルの今季初戦だった今月21日の出雲陸上は、追い風3・4メートルの参考記録で10秒22。自己ベストの10秒07にはまだ遠いが、「結構キレも上がっていた。これから試合に出るたびに上がっていくと思う」と手応えは残った。来月11、12日の世界リレー(横浜)にもメンバー入りし、「世界リレーに向けて上げていけたら」と話していた。

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