丹羽40年ぶりメダルならず 8強で惜敗「非常に悔しい」

 「卓球・世界選手権」(26日、ブダペスト)

 男子シングルス準々決勝で丹羽孝希(24)=スヴェンソン=が梁靖崑(中国)に惜敗し、同種目で日本勢40年ぶりの表彰台を逃した。

 丹羽はあと一歩で歴史を変えることができなかった。1-3の劣勢からフルゲームに持ち込んだが、最終ゲームはつかんでいた流れを再び手放してしまった。「非常に悔しい。メダルをすごく意識してしまった。日本が40年獲れていないのでプレッシャーがすごくて。もっと無心でプレーできれば勝てたと思う」と唇をかんだ。

 世界1位の樊振東(中国)が敗れ、初対戦の同9位・梁靖崑が相手と千載一遇のチャンスだった。得意のトリッキーなプレーで欧州のファンを沸かせ「コーキ」コールも発生させたが、前回と同じ8強で散った。ただ、シングルスで日本勢最高の成績を収め、東京五輪に向けて弾みをつけた。「今後のツアーで上位に進出し、シングルス代表を勝ち取りたい」と気合を入れた。

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