サンウルブズ、16点リードも逆転負け トニー・ブラウン「勝てるチャンスを逃した」

 「スーパーラグビー、サンウルブズ23-29ハリケーンズ」(19日・秩父宮ラグビー場)

 日本チームのサンウルブズはニュージーランドの強豪ハリケーンズと対戦。前半から優位に進めて、一時は23-7と最大16点差のリードを奪い、前半を23-10で折り返した、だが、後半は無得点に抑えられ、3トライを喫し23-29で悔しい逆転負けを喫した。

 トニー・ブラウンヘッドコーチ(HC)は「後半は自分たちにかかったプレッシャーに耐えきれず、勝てるチャンスを逃した。どのチームにも勝てるパフォーマンスをした。大事なことはプレッシャーに負けないで勝ちきること」と総括した。

 21年以降、SRから除外されることが決まっている。決定以降、アウェーで2試合を消化し、この日が初めてのホームでの試合だった。観衆は今季国内最多の1万6805人。SH田中史朗(キヤノン)は「勝てなかったけど、いいパフォーマンスは見せられた」と振り返った。

 昨季4位の強豪を相手に、圧倒したのが前半だった。江頭2:50を筋肉質にした感じのWTBセミシ・マシレワ(近鉄)がトライ。エガちゃんネタの「ガッペ」のパフォーマンスを披露し大観衆を盛り上げた。

 パフォーマンス開始から実にこの日で3戦連続7トライ。マシレワに動画を見せながら「ユア・ブラザー」と説明して、ネタを伝授したのが田中だった。「江頭さんに感謝ですね。来ていただけたら」とほほえんだ。

 除外決定以降の初勝利と、今季ホーム初勝利は次戦26日のハイランダーズ戦(秩父宮)に持ち越しとなった。田中は「(主催の)サンザーは日本がいらないと言っている。いいパフォーマンスを見せることで、新しい道が開けるかもしれない。次の試合でも自分たちの最高のプレーを見せたい」。1週間後。満員の観衆と勝利を分かち合う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス