阿部一二三、敗戦に前向き「もっと強くなれる」 世界柔道3連覇で東京五輪へ

 2019JOCシンボルアスリートに認定された(左から)瀬戸大也、小平奈緒、高木美帆、宇野昌磨、登坂絵莉、三宅宏美、阿部一二三
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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、五輪の詳細な競技日程を発表した。柔道で世界選手権2連覇中の阿部一二三(21)=日体大=は、詳細日程発表の区切りに決意を新たにした。

 阿部一は来年7月26日に行われる柔道男子66キロ級で同日開催の女子52キロ級の妹・詩(18)=日体大=との兄妹金メダルを目指す。代表争いを制す上では今夏の世界選手権(日本武道館)が大一番となるだけに「今年は勝負の年。世界選手権で3連覇して、東京五輪に自分が出て金メダルを取れるようにする」と気持ちを新たにした。

 屈辱の敗戦から1週間がたったが、吹っ切れた表情で声も明るかった。7日の全日本選抜体重別選手権では決勝で丸山城志郎(ミキハウス)との13分超の死闘を演じ、敗れはしたものの終始攻撃し続けた。「反省点はあるが、いい意味で何も考えず試合ができた。自分の柔道が出せた」と振り返り、「もっと強くなれると感じた」と手応えすら漂わせた。

 同大会で左脇腹を痛めた影響で練習を再開できていないが、「よくなってきている。全然大丈夫」と回復をアピール。「スポーツ界の顔になれるように、もっと自覚と誇りを持って頑張りたい」と、柔道家としてさらなる成長を誓った。

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