「卓球・アジア杯」（６日、横浜文化体育館）

　女子の準々決勝で石川佳純（２６）＝全農＝が、世界ランク１２位の杜凱琴（香港）に１１－９、９－１１、１５－１３、９－１１、１２－１０、１１－７と激戦の末、４－２で準決勝に進出した。

　石川は５日の１次リーグ、第２試合で世界ランク１０位フォン・ティエンウェイ（シンガポール）に０－３で敗れた。「ふがいない試合だった」と第３試合までの間の約１時間、「馬場監督、母と練習相手の方と戦い方について話し合った。普通はないこと」と急きょ、気持ちを立て直したことを明かしていた。その後の第３試合は勝利し、２勝１敗で準々決勝に進んでいた。

　準々決勝でも苦しい展開が続いたが、何度も声を上げて自らを奮い立たせた。最後はガッツポーズで勝利の雄たけびを上げ、ファンの歓声に応えていた。