新大関貴景勝が誕生、「武士道精神を忘れず相撲道に精進」と口上 伝達式行われる

 日本相撲協会が27日、夏場所へ向けた番付編成会議と臨時理事会を開き、貴景勝(千賀ノ浦)の大関昇進を決めた。大阪市内のホテルで伝達式が行われた。

 使者から大関昇進を伝えられた貴景勝は「武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず相撲道に精進して参ります」という口上で、大関としての決意を述べた。

 貴景勝は昨年九州場所で13勝で初優勝を果たし、先場所の昨年初場所で11勝。今場所は横綱鶴竜と高安、栃ノ心の2大関を破っての10勝で参考となる直近3場所で34勝を挙げ結果、内容の両面で評価された。

 大関誕生は昨年夏場所後の栃ノ心(春日野)以来。22歳7カ月22日での昇進は年少9位の速さ。初土俵から28場所での昇進は幕下付け出しを除くと6番目の早さとなる(年6場所制が定着した1958年以来)。

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