「フィギュアスケート・世界選手権」（２２日、さいたまスーパーアリーナ）

　女子フリーが行われ、宮原知子（２０）＝関大＝は合計２１５・９５点で６位となり、日本勢は来年の出場枠で最大３枠を確保した。

　未来へとつながる手応えに、思わず左拳を握った。宮原は終盤の３連続ジャンプで手をついた以外はほぼ完ぺきな内容で６位。課題としていた回転不足もなく「なんとか不安を乗り越えられたと思ったので、思わず（ガッツポーズが）出ました」と、はにかんだ。

　今季からジャンプを一から組み直した。新星の紀平らが台頭する中、苦しいシーズンを送ったが、最後に光明が差し込んだ。「来季はまた違った自分を見せられるように。新しいことに取り組んでいきたい」と笑顔で前を向いた。