五輪女王ザギトワ、貫録調整 愛犬マサルの故郷日本での復活Vへ万全

フリーに向けて公式練習で調整するザギトワ=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(22日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子フリーを前に、公式練習が行われ、SP首位から初優勝を狙う平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=は、フリー「カルメン」の赤いスカートの衣装で調整。力強い連続ジャンプを含め、ほとんどのジャンプをほぼミスなく跳び、状態の良さを伺わせた。曲を掛けた練習でも、跳んだジャンプはほぼ完ぺきな内容だった。

 今季は身体の成長による変化に苦しんできたが、愛犬マサルの故郷でもある日本で、躍動感を取り戻した。SP後には「日本のファンが後押ししてくれた。外に出るときもファンの人たちが待っていて、サインをするときも、手が震えていて私が『落ち着いて』っていうぐらい。フィギュアへの愛を感じる」と話していたザギトワ。大好きな日本での復活優勝へ、万全の状態を整えた。

 SP4位から表彰台を狙う平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=はただ1人本番衣装ではなく、今大会お馴染みの腹筋を覗かせた練習着で登場。フリーの曲を掛けた練習ではほぼミスなくこなし、わずか15分で笑顔で練習を切り上げた。

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