「スーパーラグビー、サンウルブズ２０－２８ブルース」（９日、ＱＢＥスタジアム）

　日本チームのサンウルブズはブルース（ニュージーランド）に２０－２８で敗れ、１勝３敗となった。ブルースは今季初勝利（３敗）を挙げた。サンウルブズは前半３０分にＳＯ松田がトライを挙げるなどしたが、２トライを取られて１３－１５で折り返した。後半は２トライを許した後、ロックのヘルがトライを奪ったものの及ばなかった。

　次戦は１６日に東京・秩父宮ラグビー場でレッズ（オーストラリア）と対戦する。

　ラグビー王国での２連勝はならなかった。前節で敵地初勝利を挙げたサンウルブズはニュージーランド代表の主力がいるブルースに食らいついたがスクラムの劣勢が響いた。反則にも悩まされ、初先発のＳＯ松田は「勝てるところまでいったのに…。本当に悔しい」と肩を落とした。

　敗れたとはいえ、日本代表と同じく鋭い出足で重圧をかける防御は成果を発揮。昨年はニュージーランドで大差の２連敗だったが、今年は１勝１敗でほぼ互角に渡り合った。貴重な経験を得た日本代表候補の松田は「信じることをやり切れば勝てるのも分かったし、できなければ勝てる試合も勝てない。いいレッスンになった」と今後を見据えた。